26/13 |
わたしの胸は圧迫され,またわたしの舌は(艇?)れます。ですからハールーンを,遺わし(助け)て下さい。 |
وَيَضِيقُ صَدْرِي وَلَا يَنطَلِقُ لِسَانِي فَأَرْسِلْ إِلَىٰ هَارُونَ |
2945 |
26/14 |
また(その上)かれらは,わたしに罪を科しているので,わたしを殺すのを恐れます。」 |
وَلَهُمْ عَلَيَّ ذَنبٌ فَأَخَافُ أَن يَقْتُلُونِ |
2946 |
26/15 |
かれは仰せられた。「決してそうではない。あなたがた両人は,わが印を持って行け。本当にわれは,あなたがたと一緒にいて,聞いているのである。 |
قَالَ كَلَّا ۖ فَاذْهَبَا بِآيَاتِنَا ۖ إِنَّا مَعَكُم مُّسْتَمِعُونَ |
2947 |
26/16 |
それであなたがた両人は,フィルアウンの許に行って言ってやるがいい。『わたしたちは,万有の主から遣わされた使徒であるから, |
فَأْتِيَا فِرْعَوْنَ فَقُولَا إِنَّا رَسُولُ رَبِّ الْعَالَمِينَ |
2948 |
26/17 |
イスラエルの子孫を,わたしたちと一緒に行かせて下さい』と。」 |
أَنْ أَرْسِلْ مَعَنَا بَنِي إِسْرَائِيلَ |
2949 |
26/18 |
かれは言った。「あなたは幼少の時,わたしたちの間で育てられたではないか。あなたの生涯の多くの年月を,わたしたちの間で過ごしたではないか。 |
قَالَ أَلَمْ نُرَبِّكَ فِينَا وَلِيدًا وَلَبِثْتَ فِينَا مِنْ عُمُرِكَ سِنِينَ |
2950 |
26/19 |
それなのにあなたは酪いことをしでかしたものだ。あなたは恩を忘れる者の仲間である。」 |
وَفَعَلْتَ فَعْلَتَكَ الَّتِي فَعَلْتَ وَأَنتَ مِنَ الْكَافِرِينَ |
2951 |
26/20 |
かれ(ムーサー)は言った。「わたしが,それを行ったのは邪道に踏み迷っていた時のことである。 |
قَالَ فَعَلْتُهَا إِذًا وَأَنَا مِنَ الضَّالِّينَ |
2952 |
26/21 |
それでわたしは恐ろしくなって,あなたがたから逃げだした。だが,主はわたしに知識を授けて,使徒の一人となされたのである。 |
فَفَرَرْتُ مِنكُمْ لَمَّا خِفْتُكُمْ فَوَهَبَ لِي رَبِّي حُكْمًا وَجَعَلَنِي مِنَ الْمُرْسَلِينَ |
2953 |
26/22 |
あなたはイスラエルの子孫を奴隷としておきながら,それがわたしに好意を示す恩恵であるとでもいうのですか。」 |
وَتِلْكَ نِعْمَةٌ تَمُنُّهَا عَلَيَّ أَنْ عَبَّدتَّ بَنِي إِسْرَائِيلَ |
2954 |
26/23 |
フィルアウンは言った。「万有の主とは,何ですか。」 |
قَالَ فِرْعَوْنُ وَمَا رَبُّ الْعَالَمِينَ |
2955 |
26/24 |
かれ(ムーサー)は言った。「天と地,そしてその間の凡ての有の主であられます。あなたがたがもし(これを)悟ったならば。」 |
قَالَ رَبُّ السَّمَاوَاتِ وَالْأَرْضِ وَمَا بَيْنَهُمَا ۖ إِن كُنتُم مُّوقِنِينَ |
2956 |
26/25 |
かれ(フィルアウン)は,左右の者に向かって言った。「あなたがたは聞きましたか。」 |
قَالَ لِمَنْ حَوْلَهُ أَلَا تَسْتَمِعُونَ |
2957 |
26/26 |
かれ(ムーサー)は言った。「あなたがたの主,また昔からのあなたがたの祖先の主でもあられます。」 |
قَالَ رَبُّكُمْ وَرَبُّ آبَائِكُمُ الْأَوَّلِينَ |
2958 |
26/27 |
かれ(フィルアウンは左右の者に)言った。「あなたがたに遣わされたこの使徒は,本当に気違いです。」 |
قَالَ إِنَّ رَسُولَكُمُ الَّذِي أُرْسِلَ إِلَيْكُمْ لَمَجْنُونٌ |
2959 |
26/28 |
かれ(ムーサー)は言った。「東と西,またその間にある万有の主であられます。あなたがたがもし理解するのであれば。」 |
قَالَ رَبُّ الْمَشْرِقِ وَالْمَغْرِبِ وَمَا بَيْنَهُمَا ۖ إِن كُنتُمْ تَعْقِلُونَ |
2960 |
26/29 |
かれ(フィルアウン)は言った。「あなたが,もしわたし以外に神を立てるならば,わたしは必ずあなたを囚人にするでしょう。」 |
قَالَ لَئِنِ اتَّخَذْتَ إِلَٰهًا غَيْرِي لَأَجْعَلَنَّكَ مِنَ الْمَسْجُونِينَ |
2961 |
26/30 |
かれ(ムーサー)は言った。「わたしがもし,明白な何物かを,あなたに(有?)してもですか。」 |
قَالَ أَوَلَوْ جِئْتُكَ بِشَيْءٍ مُّبِينٍ |
2962 |
26/31 |
かれ(フィルアウン)は言った。「あなたの言うことが本当なら,それを示しなさい。」 |
قَالَ فَأْتِ بِهِ إِن كُنتَ مِنَ الصَّادِقِينَ |
2963 |
26/32 |
それで(ムーサー)は杖を投げた。見るがいい。それは明らかに蛇となる。 |
فَأَلْقَىٰ عَصَاهُ فَإِذَا هِيَ ثُعْبَانٌ مُّبِينٌ |
2964 |
26/33 |
またかれの手を差し伸べると,見るがいい。それは誰が見ても真っ白である。 |
وَنَزَعَ يَدَهُ فَإِذَا هِيَ بَيْضَاءُ لِلنَّاظِرِينَ |
2965 |
26/34 |
かれ(フィルアウン)は左右の長老たちに言った。「本当にこれは,老練な魔術師である。 |
قَالَ لِلْمَلَإِ حَوْلَهُ إِنَّ هَٰذَا لَسَاحِرٌ عَلِيمٌ |
2966 |
26/28 |
かれはその魔術で,あなたがたをこの国から追い出そうとしている。それであなたがたはどうしようというのか。」 |
يُرِيدُ أَن يُخْرِجَكُم مِّنْ أَرْضِكُم بِسِحْرِهِ فَمَاذَا تَأْمُرُونَ |
2967 |
26/36 |
かれらは言った。「(久しく)かれとその兄弟を待機させ,使いの者を諸都市に遺わし, |
قَالُوا أَرْجِهْ وَأَخَاهُ وَابْعَثْ فِي الْمَدَائِنِ حَاشِرِينَ |
2968 |
26/37 |
凡ての老練な魔術師をあなたの許に召し出されよ。」 |
يَأْتُوكَ بِكُلِّ سَحَّارٍ عَلِيمٍ |
2969 |
26/38 |
そこで魔術師たちは,決められた日の決められた時刻に集められた。 |
فَجُمِعَ السَّحَرَةُ لِمِيقَاتِ يَوْمٍ مَّعْلُومٍ |
2970 |
26/39 |
また民衆に向かっても,「あなたがたは(全部)集合したのか。」と告げられた。 |
وَقِيلَ لِلنَّاسِ هَلْ أَنتُم مُّجْتَمِعُونَ |
2971 |
26/40 |
(人びとは言う。)「魔術師の方が勝てば,わたしたちはかれら(の教え)に従おうではないですか。」 |
لَعَلَّنَا نَتَّبِعُ السَّحَرَةَ إِن كَانُوا هُمُ الْغَالِبِينَ |
2972 |
26/41 |
魔術師たちはやって来るなり,フィルアウンに言った。「わたしたちが勝てば,必ず褒美があるでしょうか。」 |
فَلَمَّا جَاءَ السَّحَرَةُ قَالُوا لِفِرْعَوْنَ أَئِنَّ لَنَا لَأَجْرًا إِن كُنَّا نَحْنُ الْغَالِبِينَ |
2973 |
26/42 |
かれ(フィルアウン)は言った。「勿論である。その場合あなたがたは,必ず側近となろう。」 |
قَالَ نَعَمْ وَإِنَّكُمْ إِذًا لَّمِنَ الْمُقَرَّبِينَ |
2974 |
26/43 |
ムーサーはかれらに向かって言った。「あなたがたの投げるものを,投げなさい。」 |
قَالَ لَهُم مُّوسَىٰ أَلْقُوا مَا أَنتُم مُّلْقُونَ |
2975 |
26/44 |
そこでかれらは,縄と杖を投げて言った。「フィルアウンの御威光に誓けて,わたしたちは必ず勝利者になろう。」 |
فَأَلْقَوْا حِبَالَهُمْ وَعِصِيَّهُمْ وَقَالُوا بِعِزَّةِ فِرْعَوْنَ إِنَّا لَنَحْنُ الْغَالِبُونَ |
2976 |